感想文

読書・アニメ・映画・ドラマの感想、あと考えごと

母曰く

 

先日「私自身は全くいい人間ではないのに、いい人間だと思われたくて偽善を働いてしまう… そんな自分が嫌だ…」という気持ちになりました。

 

これは伊藤理佐が前に「いい人だと思われなくてよくない?別にいい人じゃないし、てかその方が楽だし」的なことを言ってて、感銘を受けて。いい人間だと思われようとめっちゃがんばる必要ってないのかなと思うようになったんです。

 

しかし婚活の場&就活の場においてはそんなことも言ってられないし、有能な自分を取り繕って相手に気に入ってもらえるようにヘコヘコしなきゃならないわけです。ヘコヘコしなきゃいけないってわけでもないのかな。私がついヘコヘコしてしまうというだけのことですね。

 

でも母曰く。やらない善よりやる偽善、取り繕いは身支度整えることと一緒、あからさまなヅラでも無いよりはマシ、だそうで。

あからさまなヅラでも無いよりはマシなのかなぁ… 明らかなヅラって周りの人困らないか…?

 

そんな感じです。

 

 

あんまり頑張らないで、でもへこたれないで

先月末、長く苦しまされた3日間の地獄(試験)が終了して、晴れて自由の身を勝ち取った。記述式試験だから自己採点はほぼほぼ無意味と割り切り、試験が終わってからは一切テキストを見てもいない。平和かつ退屈な日々である。

 

試験が終わったその足で買いに行ったゼルダもちょっとずつ進めていて、すごく楽しい。毎日がバラ色とまでは言えないけれど、試験前のあの焦燥感が消えただけで夜はよく眠れるし、友達と遊ぶ予定はたくさん詰まってるし、幸福だと感じることは多い。勉強しなきゃとか、本当はこんなことしている場合じゃないのにだとか考えなくてすむだけでだいぶ心が軽いものだなあと思う。試験は人間の健康に悪い。

 

研究室はあんまり行ってなくて(よくない)、代わりと言ってはなんだが婚活と就活をちまちまやっている。結婚は今できなくてもいいかなと思っているし、試験に落ちていたら就職もなにもないので、どちらにもあんまり身が入っておらず、でも逆にそれが気楽でちょうどいいような気もしている。

婚活はアプリを始めたら色んなひとからぶわーっと連絡が来て、でもそのうち私の条件を満たす人はごく僅かだったうえ(人が少ないアプリを使っているのだ)、なんとなくメールの感じが苦手だとかそういうことでお断りさせていただいたりしているので、今やりとりしているひとは2人しかいない。あんまりここでどの人のどこがどうだとかいうのはその人達に悪いと思うので述べないが、ふたりともすごく良い方で、私以外にもきっとやり取りしている女性はいるだろうし私もいつお断りされるかわかったもんじゃないよな、と思う。婚活での出会いはすごく即物的というか刹那的というか、とにかくお断りされてしまえば二度と出会うことはない関係なので、なんだか寂しいような気もする。でもその割り切った関係こそが数をこなしていくにはちょうどよいのだろう。あしたも婚活の方と出かけるのだが、ちょっと楽しみにしている自分もいる。この縁が繋がればもちろんとても嬉しいし、つながらなくても、明日一日だけでもお互い楽しい時間を過ごせたらいいと思うし、相手のことも知りたいし私のこともわかってほしいと思う。とりあえず、そう思うくらいにはわたしは彼のことを素敵で信頼に足るひとだと感じている。

 

結婚についてはまだ自分自身の問題として捉えられていなくて、本当に結婚することを怖いと捉えているフシもあるのだけど、就職に比べたら全然こわくないのではと思う。

 

そう、就職だ。就活である。

就活もとにかく人に会わなくてはならないという点では婚活とさして変わりはなく、お互いに値踏みが行われるという点では婚活より苛烈な戦いである。しかもここには情報の非対称性があって、社員さんのおっしゃることの何割が信用に足ることなのか、会社で働いたことのない私には皆目検討もつかない。本当に就活は嫌だ。早く終わって欲しいのに、企業からは説明会だの女子会だの模擬監査だのにこないかという勧誘のメールが来る。行きたくなくて体調を崩しそうなほどに、不愉快かつ不快でたまらない。とにかく今は売り手市場であるとのことでそれだけが救いであると思うし、正規ルート(?)で普通に100社とかエントリーしているひとはどんな生活を送っているんだ???と思う。私なんか3社しか見てないのにもかかわらず、こんなに忙しく疲弊している。就活は人のやるものではない。ESもまだ書いてない。つらい.......

 

悲しい気持ちになってきてしまった。

行きたくないという気持ちを押しこらえて私は模擬監査と懇親会の予約メールを出さなくてはならない。泣けてくる。受かってるかもわからないのに。

 

とりあえず人生を頑張ろうと思う。ここがきっと人生の頑張りどころの一つではあるのだろう。就活と婚活と友達との遊びに挟まれて研究生活がやや蔑ろになっているが、これもできる限り改善させたいとは思っている... 

 

今日樹木希林さんが「あんまりがんばらないで、でもへこたれないで」と言っているのを見て、本当にそのとおりだなと思った。人生の座右の銘にしたいぐらいだ。 物事を面白く受け取って、愉快に生きて。あんまりがんばらないで、へこたれないで。

 

 

 

東京に遊ぶ2

 

だいぶ前回から間が空いてしまって、東京旅行の記憶が薄れつつあるのだが、今が今後の人生で一番若い理論のもと、頑張って若い脳のメモリーを働かせたいと思う。

 

2日目は、新宿でお買い物→姉と合流して池袋の執事喫茶へ→新宿VRゾーンにてドラクエVR、という日程。結構忙しかった。

 

新宿でお買い物

昨日はMiMCが目的だったが、今回はCHICCAをめざす。どっちも九州にはないんだよね。昨日もコスメティックカウンターには行ったので、そんなにビビらずに買い物ができた。平日の昼間なので人も少なかったが、店員さんも一人しかいないので私の後に順番待ちのお客さんが来てしまうのでちょっと焦る。店員さんにおすすめを選んでもらって2色口紅をお試しさせてもらい、そのうちの1本をこれまた「どっちがいいと思いますか?」と店員さんに選んでもらって購入。自分のセンスにあんまり自信がないので店員さんに選んでもらうのが好き。店員さんは服装に合わせて、とか色々アドバイスしてくれるので楽しいし、あと自分で選ぶと同じ色ばかりが増えてしまう… メスメリックリップスティック、夏の新色41番レッドブルーベリー。その名の通り赤みの強いぶどう色🍇 派手な色味ではあるのだけど、発色はそんなによくないので一度塗りなら透け感があって可愛いし、二度塗りすればくっきり唇になってパキッとしたメイクしました!顔になる。パッケージもスワロフスキー?がついてて素敵、お気に入り。

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こんな感じ。青いラメが入っててキラキラ可愛い。

 

 

あんまり時間もなく続けて池袋の執事喫茶スワロウテイルに向かう。完全予約制でHPから予約を行うのだけど、土日の昼間は一瞬で席が埋まってしまうので注意がいる。地図を見ながら行くものの、目的の場所近辺になっても執事喫茶らしきものが見えないので不安になった。実のところはお店がファミマの地下にあって非常に入口がわかりにくかっただけなのだが。姉と店の前で合流、地下の待合室の椅子に腰掛ける。本気で執事の身なりをしたイケメンがいるので緊張する。本当にカッコいい。コスチューム加点がついてるのもあるけど、燕尾服やばい。白い手袋、やばい。本当にありがとうございます。順に席にご案内されるのだが、もちろん荷物は執事(正確には執事ではなく専用の荷物運び係?のような人)に持っていただけるし、お店の中は豪華で高級そうな絨毯が敷かれ、シャンデリアがキラキラしている。バイブスがアガる。私は壁際凹んでいてレースのカーテンで区切られたアルコーブみたいになってる席に案内され、私たち担当の執事の自己紹介を受ける。「お嬢様方は随分とお久しぶりでございますので、じいやの名前も忘れてしまったかもしれませんので」とか言われる。照れる。流石に実姉の前で「じいやのこと忘れたことなどありませんよ」みたいに芝居に乗っかって行くこともできず、ひたすら苦笑い。照れる。この小芝居は退出するまで続く。ガチで対応に困る。執事の年齢層は幅広くて、まさしく爺や、というお爺さんから若いイケメンまで揃っている。客層はほぼ若いお姉様方ばっかりで、お嬢様に相応しく心なしかドレスアップしている人もたくさんいた。

店内は撮影禁止なので写真はないのだけど、とにかく提供されるスイーツもごはんも美味しかった。なんちゃってコラボカフェの類は見た目優先で味が二の次になってしまってるものも多いのだが、ここの料理は見た目も美しく、スープもあったまっているしスコーンも焼きたてで、味も申し分ない、というかかなり美味しい。食事の値段が高いのは執事代で料理はあんまりかな?という事前の期待はいい意味で裏切られた。写真が撮れなくてちょっと残念だが、お嬢様は食事中にスマホを触ったりするような無作法は許されないので仕方ない。ちなみに紅茶の種類は豊富すぎて悩んでしまうが、お願いすれば知識豊富な執事がおススメを選んでくれるし、紅茶にピッタリのカップを持ってきてくれる。サービスが行き届いているし執事も話が面白くってホスピタリティが高い。1時間半は長いかな?と思っていたけど、本当にあっという間に時間が過ぎた。また行きたいよ〜〜〜〜。ポイントを貯めるといろんな特典も受けられるらしい… 誕生日のお祝いとか… 本当に通いたい…

 

執事喫茶のホームページはこれ。

https://www.butlers-cafe.jp

 

執事への愛を語っていたら長くなったので3につづく。

 

 

嫌な奴が1人も出てこないおすすめ漫画

 

 

嫌なことがあった時、現実逃避に漫画を読むことが多いです。しかしその逃避先の漫画でまで嫌な奴が出てくると余計にイライラが溜まる結果になりかねません。というわけで今回は(私基準で)嫌な奴が出てこない漫画の紹介です!全員、悪人ならぬ全員、善人。

あくまで私基準の嫌な奴なので、普通にウザい奴とか、他の人からしたら嫌な奴である場合が考えられますがご了承ください。あと、いつも通り基本的にKindleで買える漫画ばっかです!電子書籍だいすき!

 

目次

 

となりの怪物くん

月刊少女野崎くん

衛宮さんちの今日のごはん

谷川史子作品

たったひとつのことしかしらない

桜蘭高校ホスト部

 

 

となりの怪物くん

 

 

 

この前映画化してましたね!見に行きそびれてしまいましたが… 

 

隣の席の野生児ハルと、ガリ勉優等生のシズクの社会性ゼロで友達ゼロな2人が高校生活を通じて少しずつ色んな人と関わり合い、成長していく物語です。

主人公2人も周りの人たちもあんまり人間できてない(高校生だからそんなもんなんですけど)ので、お互いガンガンにすれ違ったりぶつかり合ったりするのですが、その度に許しあってお互いを理解しようと試みあっていく様子が胸打たれます。当て馬ヤマケンくんが大人気ですが私はササヤンと夏目ちゃんカップルがだいすきです!

恋愛漫画もバディものも、最初お互いに「理解不能」「こいつ嫌いだわ」とか思い合っていた2人が心を開きあって理解を深めていく様子は最高ですよねー。ササヤン以外メインの登場人物たちはみんな正直すぎたり興味がなさすぎたり不器用すぎたりして人間関係が下手くそなのですが、それでも相手のことを知りたくて突っ込んで行って、拒否られて悲しくなって落ち込んで、だんだん成長して相手と自分を理解しちょうどいい距離感を見つけていく様が素敵だな、こうありたいなと思います。

 

月刊少女野崎くん

 

 

アニメ化しましたね〜 二期待ってる。

 

男子高校生少女漫画家の野崎くんと、そのファン千代ちゃんとその周りのやかましい人たちの4コマギャグラブコメアンジャッシュのコントのように、様々な勘違いが勘違いを呼び、恋心がすれ違い、いつまでたってもくっつかない。くっつかない方が美味しいので問題はない。考えてみたらメインのカップル3組6人のうち、恋心を自覚してカップルになろうと頑張ってるの千代ちゃんだけじゃん。他の人たち恋心に気づいてすらいねぇ。10巻も出たのに。

ファンブックが非常に良くて、没になった4コマもたくさん付いてるし書き下ろしイラストいっぱいだしキャラ紹介も作者書き下ろしで頭おかしい(いい意味で)のでみんな買って読んで。裏設定とか最高だよ!

 

 

好きなのは堀ちゃん先輩。苦労人キャラ好きです。

 

 

衛宮さんちの今日のごはん

 

 

衛宮さんちの今日のごはん (1) (角川コミックス・エース)

衛宮さんちの今日のごはん (1) (角川コミックス・エース)

 

 

Fate時空でこんな優しい世界が… 聖杯戦争はどうしたんだ?とか細かいことは気にせず皆んなで仲良く夕ご飯を作って食べよう。桜と凛が仲良く買い物行ったりしてるだけでありがたいよね。

 

谷川史子作品

 

星の速さで駆けてく (りぼんマスコットコミックス クッキー)

星の速さで駆けてく (りぼんマスコットコミックス クッキー)

 

 

谷川史子作品はどれも嫌な奴が出てこないし、ちょっとだけ前向きな気持ちになれるような素敵なお話ばかりなので落ち込んでいるときにおススメです。なんか私ラブストーリーばっかおすすめしてて恥ずかしくなってきたな。ラブストーリー好きです。ていうか人と人が…手を取り合って…支え合っていくって…よくないですか………? 恥ずかしいからやめよう。

 

「星の速さで駆けてく」 は表題作で、男2人女1人の幼馴染3人組の話。女の子は幼馴染の男の子のうちの1人とカップルになるものの、もう1人の男の子の方が亡くなってしまってその喪失を受け入れられないでいる女の子のお話。読むと毎回最後の3ページで泣いちゃう。

人を亡くして、もう二度と会えなかったりしたとしても、意味のないことなんてないよなぁって思います。

表題作以外に幽霊になった女の子が10年以上も片想いしているアラサー女子に取り憑く中編も載ってて、こっちもすごく好き。

 谷川史子作品だと、「おひとりさま物語」も16ページの短編集でサクッと読めて心があったまる感じでだいすき。おひとりさま、と題名にあるだけあって切なくて寂しいお話も多いのだけれど、それでも幸せな瞬間があって頑張っていけるという。

 

たったひとつのことしかしらない

 

 

 

 

書店員本田さんの読み切り創作漫画。Kindleだと読み切り単独で買えるのすごくない?雑誌掲載の読み切りを単独で売るの初めて見た気がするんですけど、前からありました?

小3の時引っ越して行った友達と、電話だけの付き合いが続いていた中年サラリーマンのお話。ときどき向こうから電話がかかってくる以外、連絡先も仕事も何処にいるのかも知らないけれど、友達であることだけは確か、だよね?

ひとつの短編映画みたいに物語が良くまとまっていて、タイトルにつながる読後感が最高。友達に電話したくなる。

Kindleなら読み切り単体180円でかなり幸せな気持ちになれて、さらに友だちの大切さに気づいて人生がより良い方向に向かうので買って読みましょう。

 

桜蘭高校ホスト部

 

 

 

みなさんご存知ホスト部!!!!アニメも良かったよね!!!!留学してた時パリピギャルなルームメイトが何故かめっちゃホスト部好きでびっくりした。グローバルな人気。

金持ち学校に潜入した貧乏人逆ハー物って色々あると思うのだけど、その中でも話の決着のつけ方、持って行き方がすごく好き。逆ハーものはヒロインが優柔不断だったり流されやすすぎたりヒーローの間を行ったり来たりしてイライラさせられることがあるのだけれど、ハルヒは違う。最初からずっと真っ直ぐで、しかも物語を通じてどんどん成長するすごく好感の持てるヒロイン。かつ、当て馬の方々も人間的魅力に溢れてて、本当に嫌な人がいない…みんな好き… ハニー先輩とか普通の少女漫画だと腹黒設定つけられてしまうと思うんだけど、あれが素という(好きな子には意地悪だったりするところもあるんですけど)。キャラクター造形が最高。環のバカ殿も理由がある。

 

 

今回はこんな感じです。

紹介したかったのはあと、僕らはみんな河合荘とかマロニエ王国かなぁ。ラブコメばっかりだ… 私ってラブコメが好きなんだな。知らなかった。でもそもそも読書感想文1で書いてるみたいに凹んでる人が立ち上がる話が好きなので自然とラブコメに惹かれてしまうのかもしれない。

 

と思いきや、実家に帰ったらヲタクに恋は難しいが全巻揃ってた。ラブコメ好きは母の血筋。

 

罪と罰と許し

http://kawango.hatenablog.com/entry/2018/07/18/091151

 

このブログを読んで、本当にそうだなぁという気持ちと、だからと言って気持ちはついていかないよね、という2つの感想を抱きました。

 

罪を犯してしまった人間と、罪を犯していない人間を並べて、そこに何の違いがあるのか?ということをよく考えています。罪人を声高に批判する人も、もし同じ環境に生まれ育っていたとして、罪人と同じことをしなかったと確実に言えるでしょうか? わたしは言えません。わたしは「わたしがあなただったかもしれないし、あなたがわたしだったかもしれない」「人それぞれ得意不得意がある」、例えば毎日何の苦もなく朝5時に起きれるけれど排水溝の掃除が苦手なひと、掃除は得意だけど朝起きれないひとがいて、前者にとって容易なこと、意識せずできることが後者にとっては酷く難しいことがある。ということをいつも念頭に置くように心がけています。罪を犯してしまった人はたまたま不幸な境遇に生まれ育ち、たまたまカッとなりやすい性格に生まれ(犯罪者には前頭葉に異常が多いと言われていますhttps://m.huffingtonpost.jp/2015/02/05/psychopaths-brains-rest-of-us_n_6619274.html)、その人にはやむを得ない事情によって罪を犯してしまったのかもしれない。罪を犯す人とそうでない人の違いは、努力とか道徳的価値観とか、そんなものではなくて、ただ単にできる人とできない人がいて、できる人にとってはその衝動を抑えるのは非常に困難なことであった、ということなのではないのか?と考えています。ならばその罪に対する罰は、社会的規範としての範囲内でしか行うことはできず、本当の意味での罰、償い、というものを求めることこそ不可能でしょう。

 

そうだとしても、それでも、どんな背景が罪人にあったとしても、やはり被害者やその家族は罪人を心から許すことはできないと同時に思っています。罪を憎んで人を憎まず、とは言いますが、簡単にできることではありません。

例え社会的罰を受けたとしても、犯してしまった罰は一生なくなるわけではないし、許されるわけでもない。この辺の話がさんかく窓の外は夜の最新刊で取り扱われていましたね。さんかく窓の話もしたい。素敵な大人が出てくる話が好きだ。話が脱線している。

 

重たい話になってしまいましたが、みんなどうやって向き合って生きていってるんだろうか。ただやはり時間は万能薬で、許すことはなくても感情はゆっくり和らいで苦しむことは少なくなっていくのだと思います。水に流して忘れることはできなくても、憤りを抱き続けることもまた非常に難しくて、それは救いであると思います。

 

あげくの果てのカノン最終回感想

 

 

 

 

なんつーか…こんな終わりか〜 と思ったので愚痴を述べます… 責難は成事にあらずだし、本気で批評したいならこういう展開にすべきだった、という代替案を提示しなきゃいけないんですけど、それはできないので単に悪口になってしまいますが、途中までは心の底からこの作品が好きだったからこそ最終巻が納得いかなくて、私の考えについて述べたいと思います。ネタバレを含みます。

 

作品というのは物によりけりではあるけれども、ある程度のテーマというものがあって、それに対する作者なりの答えが提示されるべきものだという考えが私にはあります。作家というのはあるテーマについて向き合って、凡人が辿り着けないようなところまで深く潜って行って、その先で何か答えのようなものを捕まえてそれを提示してくれると個人的に信じているところがあり、あげくの果てのカノンは、テーマに対する答えを提示してくれず行き当たりバッタリでみたいな感じで終わってしまったので…消化不良です。それから10年…じゃねぇよ…という気持ち。あとなんで本筋に関わってこない新キャラ出したんだろう…打ち切りになったのか?テコ入れ?人気あったのに?

勝手にわたしがこの作品が「人間は変化し続けるのに変わらない愛はあるのか?」というテーマについて向き合って答えを提示してくれるのだと期待してたのが悪いんだよな… 

 

私はこの作品が結構好きで、最終回が掲載されている雑誌と単行本と両方kindleで買ったので、どのように単行本において最終回が加筆修正されているかを確認し、その修正から作者がこの作品をどう扱ったのか考えたい。

 

最終回でカノンが同僚の女の子に先輩について尋ねられるシーン。

雑誌掲載版

 

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雑誌掲載時には、「先輩のことは恨んでるくらいだし…」と語る。表情も硬く、先輩に対してかつての信仰に似た感情だけでなく、怨みや憎しみのような感情も抱いていることがわかる。また、カノンという曲をみても心を動かされた様子はなく、やや無関心な表情をしていることから、先輩との思い出に触れても心動かされないぐらい、先輩のことは忘れてきている。そしてこのモノローグ「遠く離れて生きてきた」のあとは、「二度と、引き戻されないように.......」に続く。

 

単行本版
 

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対して単行本ではそのように答えるシーンはカットされ、代わりに(?)ゼリーが再び発見されたというSFっぽいシーンが挿入されている。これはなんでなんだろう。ゼリーがカノンの気持ちの象徴だとしたら、先輩と奥さんの愛の連携プレーによってボコボコにされて一度は消えたかのように思われたけど、水面下ではずっと生き延びていたということを示しているのかな?

そして「遠く離れて生きてきた。」のモノローグは、「……もう、」「二度と、引き戻されてはいけない...」に変更されている。

 

このようにカノンの感情については雑誌掲載時と単行本収録でかなり変化しているのて、その変更のすべてがカノンが10年間先輩のことを全く忘れられず今も大好き!という方向に修正されている。こういうふうに変更されてしまうと、10年も離れていられたのが不思議だ(絶対にどこかで先輩を思い出して奇行に走ってそうだ)し、ますます共闘っぷりを見せつけられたぐらいで10年も離れる決意ができた理由が謎になってしまう。このカノンなら、共闘してる先輩かっこいい♡もっと好きになっちゃう♡♡ぐらい言いそうじゃない...? 生涯支え合うと誓いあった夫婦に対して、ルールも守れず人の感情を慮る事もできなかった自分が恥ずかしく、彼らが羨ましくなるところまではわかるんですけど、それでなぜあのストーカー的愛から離れようと決意できるのかが納得行かなかった。

 

普通の女の子であったら、10年も離れてりゃどんなに崇拝的に愛していた人であってもどうでもよくなるし(「女は運命の恋を忘れられる」というキャッチコピーもありましたよね)、むしろ死ね最低男くらい思ってて当然だと思うので、カノンが恨んでいると語るのは不自然ではない…のですが、カノンは普通の女の子では無いので先輩のことを恨んだりはしないんじゃないかなぁ。というわけで単行本修正にあたってのカノンの感情の変化は私にとっては納得の行くものでした。先輩すきすきが変わらないのは納得いくけれども、10年間本当に先輩に対するアクションを何も起こさなかったのかなぁ。この雑誌掲載時と単行本収録時での変更から作者の方もかのんの恋愛感情が10年もつかどうかについてギリギリまで決めかねていたのかなぁという感じがします。

 

雑誌掲載版

 

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単行本版

 

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最終シーンは「ある日、 ゼリーが 襲来して」 の吹き出しが追加されて「勝手に死んでいった」という表現から「その時に死んだ」に変えられていて、死んだ両親へのやるせなさといった感情の表現がなくなっています。そして雨の情景の追加。

 

確かに「変わっていく人は変わらない愛を抱き続けられるか?」というテーマなのだとしたら、「変わらぬ気持ちを抱き続けられる人もいるが、それは恋ではない錯覚かもしれない」「生涯支え合おうとするその行為自体は輝かしい」というのがこの作品の答えなのかもしれないと、この感想を書いていて思いました。初穂さんが幸せならいいんだ俺は...

 

東京に遊ぶ 1

 

姉が私の誕生日に新宿のドラクエVRの予約を取ってくれたので、喜び勇んで東京に遊びに行ってました。超楽しかった。

 

初日はpeach航空で、滑走路が混雑していたため飛行機内でかなり待たされてからの成田着。成田を利用するのは久々かつ、乗り換え以外で利用したことがなかったので本当に東京から離れてることにビックリした。成田から東京まで出るのに2時間くらいかかった気がする… でもpeachは他の格安LCCとは違って第1ターミナルにあり、到着口から電車の駅までが近いのがすごく良かった。他のLCCだとターミナル間をバスとかで移動しなきゃいけないのかな?めちゃくちゃ面倒そう… というわけでpeachおすすめ。行きは平日の朝だったのもあって5000円くらいで行けたよ!たぶんセールの時ならもっと安く買えるのもあるはず。

 

初日のミッションは姉の家にたどり着くだけ。しかし私はかなり朝早い便で来たので、姉の大学が終わるまでやや時間に余裕があった。よって東京散策もといお買い物に繰り出す。この日の目的は福岡にはないMiMCのコスメティックカウンターでリキッドファンデーションを購入すること。通販しても良かったんだけど、やっぱりファンデは顔色に合うのを選びたいし、なによりカウンターに行けばスキンケアもしてもらえるかなという期待の元、憧れ新宿高島屋にgo!

 

新宿ダンジョンを甘く見ていた。

まず、自分がどこにいるのかもわからず高島屋がどこなのかもわからない。ていうか駅広すぎでは?ここは迷宮?ミノタウルス出てくるんか?エウリュアレ… 高島屋のサイトを見ても道順が書いてない。とにかく地下だとアリアドネの糸Google先生の位置情報がバカになってしまうので、とりあえず地上に出てぐるぐる歩き回り、自分でもどうやってたどり着いたのかわからないが高島屋に到着。わたしの方向感覚もまだまだ捨てたもんじゃない。

 

高島屋に着いたはいいものの、田舎から来たお上りさんである私には百貨店の化粧品売り場はめちゃくちゃに敷居が高かった。なんかキラキラしているし良い匂いに満ち満ちているし、店員のお姉さんたちはなんだか強そうだし、お客の人も身なりが良く輝いていて、ほぼスッピンの自分がとても貧相に思えてくる。その日はニキビもあるし顔の皮剥けもあったこともあって、こんな顔でコスメカウンターなんか行ったら馬鹿にされてしまうのでは…と自意識過剰にビビる。怖気付いてお目当てのMiMCカウンター前を素通りし、一度お手洗いに撤退、リップを塗り直して気合いを入れる。ここまで来て引くわけにもいかない。ていうか客だし。店員さんも門前払いするほど汚らしい格好はしてない。気合い入れてちゃんとして見える(当社比)服も着て来た。今日は誕生日プレゼントにおじいちゃんからもらった百貨店商品券があるし、予算は潤沢。大丈夫。いける。と、鏡の前の自分を説得、再度戦場に舞い戻る。

 

MiMCでファンデを眺めていると、ちょうど他にお客さんもいなかったので、綺麗なお姉さんが話しかけてくださる。そのままファンデのお試しをお願いして、スキンケアもついでにやってもらう。白いエプロンをかけられ、おでこ全開にされ鏡の前に着席。人にこんなに優しく肌をなでなでしてもらうのは初めて… というくらいお高い美容オイル(15000円)を叩き込まれる。乾燥が酷すぎて、通常の使用量の2倍叩き込まれ、5分くらいかけて顔のマッサージをしてもらう。でも流石にお姉さんはプロなので、酷いニキビや皮剥けを揶揄したりはせず、控えめに「赤いニキビにはこれが効くんですよ〜、私も昔ニキビ酷くて〜」というフォローと商品の宣伝をセットにしてくれる。優しい。商売強い。お陰で肌がふわふわのモチモチになり、15000円するオイルの威力に感動。お金持ちになったら是非買いたい。そのままファンデを叩き込んでもらい、ニキビにコンシーラーを盛られ、チークとリップまでしていただくと当社比で120%増しの強いキリっとした顔になる。リップを塗るときに可愛いお姉さんの顔が近く、ちょっと口開けてもらっていいですか?となどと言われながら筆でリップを塗ってもらうので非常にときめいた。ちゃんと筆でリップラインを取ると唇が綺麗に見えるんだなぁ。鼻の毛穴が消え去ったことに感動し、そのままファンデを商品券でご購入。リップとかチークとかスキンケアも欲しかったけど、ここで欲を出すと明日からの東京散策に響いちゃうのでグッと我慢。東京まで来た目的の一つを達成。おじいちゃんありがとう!

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駅に戻るのは行きと違って一瞬で、姉の指示に従い渋谷で乗り換え駒場前を目指す。乗り換えって… ひとつの駅の中で完結するんじゃなくて…井の頭線まで移動しなきゃ行けないのね…とおい…東京しゅごい… そしてバカなので姉に指定された出口とは逆方面の出口からでる。今更そんなことで驚いたり凹んだりもしない。

 

合流、姉に「顔が強そう!私より年上に見えるよ!」と、褒めてんだか貶してるんだかわからないコメントを頂戴する。たぶん思ったままを述べてるだけである。そのまま姉の御用達の定食屋さん、菱田屋で夕ごはん。

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箸置きが本物の落花生でかわいい。豚の生姜焼き自体はもちろんのこと、お味噌汁が絶品だった。美味しい定食屋さんが近所にあるのはとても羨ましい。

 

食べ終わったらそのまま姉の家に向かい、2人でパピコを分け合いながらワールドカップを流し見する。1日目はそんな感じ。つづくよ!