感想文

読書・アニメ・映画・ドラマの感想、あと考えごと

re: 人を大事にするということ

 

人を大事にするということ、という記事を元彼と別れて1ヶ月?くらいの頃に書いたんですけど、先日元彼と少しだけLINEで話をして。

 

そしたら私はもう自分が怒ってないし、むしろ近くにいた時より純粋な気持ちで相手のことを受け入れてあげられることに気づきました。もう二度と同じ道を歩いていくことは無いけれど、幸せになってくれると信じてるよ、と心の底から思えたんです。 きっとここが私と彼との丁度いい距離感なんだろうな、と。会わないことがベストだったんだろうなと思いました。

 

確かに今更そんなことに気づくなんて悲しいことなのかもしれない。でもあの時、強く強く思った全てを受け入れて許してあげたかったっていう願いが、別の形で成就したように感じました。友達にもなれないし、よりを戻すこともできないけど、これはこれで私なりの愛の形だなと。彼の側から見たら、彼の気持ちを一切無視してるし、おそらく愛だと気付いてもらえてないと思う。完全なる私の独りよがり、でも私はこれで結構満足しています。

彼はどうなのかなぁ。本気で友達に戻りたいなんて言っているのだろうか? でもたぶん、私たちの終着点はここだよ。何回やり直してもきっとこの距離にたどり着くだろうし、ここが一番あなたの幸せを心から願うことができる。友達になったらまた貴方のことを憎いと思って許せなくて苦しくてしんどい気持ちになっちゃうと思うんだ。

 

がんばってくれ。しあわせになれ。わたしは幸せだったよ。

母曰く

 

先日「私自身は全くいい人間ではないのに、いい人間だと思われたくて偽善を働いてしまう… そんな自分が嫌だ…」という気持ちになりました。

 

これは伊藤理佐が前に「いい人だと思われなくてよくない?別にいい人じゃないし、てかその方が楽だし」的なことを言ってて、感銘を受けて。いい人間だと思われようとめっちゃがんばる必要ってないのかなと思うようになったんです。

 

しかし就活の場においてはそんなことも言ってられないし、有能な自分を取り繕って相手に気に入ってもらえるようにヘコヘコしなきゃならないわけです。ヘコヘコしなきゃいけないってわけでもないのかな。私がついヘコヘコしてしまうというだけのことですね。

 

でも母曰く。やらない善よりやる偽善、取り繕いは身支度整えることと一緒、あからさまなヅラでも無いよりはマシ、だそうで。

あからさまなヅラでも無いよりはマシなのかなぁ… 明らかなヅラって周りの人困らないか…?

 

そんな感じです。

 

 

あんまり頑張らないで、でもへこたれないで

先月末、長く苦しまされた3日間の地獄(試験)が終了して、晴れて自由の身を勝ち取った。記述式試験だから自己採点はほぼほぼ無意味と割り切り、試験が終わってからは一切テキストを見てもいない。平和かつ退屈な日々である。

 

試験が終わったその足で買いに行ったゼルダもちょっとずつ進めていて、すごく楽しい。毎日がバラ色とまでは言えないけれど、試験前のあの焦燥感が消えただけで夜はよく眠れるし、友達と遊ぶ予定はたくさん詰まってるし、幸福だと感じることは多い。勉強しなきゃとか、本当はこんなことしている場合じゃないのにだとか考えなくてすむだけでだいぶ心が軽いものだなあと思う。試験は人間の健康に悪い。

 

研究室はあんまり行ってなくて(よくない)、代わりと言ってはなんだが婚活と就活をちまちまやっている。結婚は今できなくてもいいかなと思っているし、試験に落ちていたら就職もなにもないので、どちらにもあんまり身が入っておらず、でも逆にそれが気楽でちょうどいいような気もしている。

婚活はアプリを始めたら色んなひとからぶわーっと連絡が来て、でもそのうち私の条件を満たす人はごく僅かだったうえ(人が少ないアプリを使っているのだ)、なんとなくメールの感じが苦手だとかそういうことでお断りさせていただいたりしているので、今やりとりしているひとは2人しかいない。あんまりここでどの人のどこがどうだとかいうのはその人達に悪いと思うので述べないが、ふたりともすごく良い方で、私以外にもきっとやり取りしている女性はいるだろうし私もいつお断りされるかわかったもんじゃないよな、と思う。婚活での出会いはすごく即物的というか刹那的というか、とにかくお断りされてしまえば二度と出会うことはない関係なので、なんだか寂しいような気もする。でもその割り切った関係こそが数をこなしていくにはちょうどよいのだろう。あしたも婚活の方と出かけるのだが、ちょっと楽しみにしている自分もいる。この縁が繋がればもちろんとても嬉しいし、つながらなくても、明日一日だけでもお互い楽しい時間を過ごせたらいいと思うし、相手のことも知りたいし私のこともわかってほしいと思う。とりあえず、そう思うくらいにはわたしは彼のことを素敵で信頼に足るひとだと感じている。

 

結婚についてはまだ自分自身の問題として捉えられていなくて、本当に結婚することを怖いと捉えているフシもあるのだけど、就職に比べたら全然こわくないのではと思う。

 

そう、就職だ。就活である。

就活もとにかく人に会わなくてはならないという点では婚活とさして変わりはなく、お互いに値踏みが行われるという点では婚活より苛烈な戦いである。しかもここには情報の非対称性があって、社員さんのおっしゃることの何割が信用に足ることなのか、会社で働いたことのない私には皆目検討もつかない。本当に就活は嫌だ。早く終わって欲しいのに、企業からは説明会だの女子会だの模擬監査だのにこないかという勧誘のメールが来る。行きたくなくて体調を崩しそうなほどに、不愉快かつ不快でたまらない。とにかく今は売り手市場であるとのことでそれだけが救いであると思うし、正規ルート(?)で普通に100社とかエントリーしているひとはどんな生活を送っているんだ???と思う。私なんか3社しか見てないのにもかかわらず、こんなに忙しく疲弊している。就活は人のやるものではない。ESもまだ書いてない。つらい.......

 

悲しい気持ちになってきてしまった。

行きたくないという気持ちを押しこらえて私は模擬監査と懇親会の予約メールを出さなくてはならない。泣けてくる。受かってるかもわからないのに。

 

とりあえず人生を頑張ろうと思う。ここがきっと人生の頑張りどころの一つではあるのだろう。就活と婚活と友達との遊びに挟まれて研究生活がやや蔑ろになっているが、これもできる限り改善させたいとは思っている... 

 

今日樹木希林さんが「あんまりがんばらないで、でもへこたれないで」と言っているのを見て、本当にそのとおりだなと思った。人生の座右の銘にしたいぐらいだ。 物事を面白く受け取って、愉快に生きて。あんまりがんばらないで、へこたれないで。

 

 

 

東京に遊ぶ2

 

だいぶ前回から間が空いてしまって、東京旅行の記憶が薄れつつあるのだが、今が今後の人生で一番若い理論のもと、頑張って若い脳のメモリーを働かせたいと思う。

 

2日目は、新宿でお買い物→姉と合流して池袋の執事喫茶へ→新宿VRゾーンにてドラクエVR、という日程。結構忙しかった。

 

新宿でお買い物

昨日はMiMCが目的だったが、今回はCHICCAをめざす。どっちも九州にはないんだよね。昨日もコスメティックカウンターには行ったので、そんなにビビらずに買い物ができた。平日の昼間なので人も少なかったが、店員さんも一人しかいないので私の後に順番待ちのお客さんが来てしまうのでちょっと焦る。店員さんにおすすめを選んでもらって2色口紅をお試しさせてもらい、そのうちの1本をこれまた「どっちがいいと思いますか?」と店員さんに選んでもらって購入。自分のセンスにあんまり自信がないので店員さんに選んでもらうのが好き。店員さんは服装に合わせて、とか色々アドバイスしてくれるので楽しいし、あと自分で選ぶと同じ色ばかりが増えてしまう… メスメリックリップスティック、夏の新色41番レッドブルーベリー。その名の通り赤みの強いぶどう色🍇 派手な色味ではあるのだけど、発色はそんなによくないので一度塗りなら透け感があって可愛いし、二度塗りすればくっきり唇になってパキッとしたメイクしました!顔になる。パッケージもスワロフスキー?がついてて素敵、お気に入り。

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こんな感じ。青いラメが入っててキラキラ可愛い。

 

 

あんまり時間もなく続けて池袋の執事喫茶スワロウテイルに向かう。完全予約制でHPから予約を行うのだけど、土日の昼間は一瞬で席が埋まってしまうので注意がいる。地図を見ながら行くものの、目的の場所近辺になっても執事喫茶らしきものが見えないので不安になった。実のところはお店がファミマの地下にあって非常に入口がわかりにくかっただけなのだが。姉と店の前で合流、地下の待合室の椅子に腰掛ける。本気で執事の身なりをしたイケメンがいるので緊張する。本当にカッコいい。コスチューム加点がついてるのもあるけど、燕尾服やばい。白い手袋、やばい。本当にありがとうございます。順に席にご案内されるのだが、もちろん荷物は執事(正確には執事ではなく専用の荷物運び係?のような人)に持っていただけるし、お店の中は豪華で高級そうな絨毯が敷かれ、シャンデリアがキラキラしている。バイブスがアガる。私は壁際凹んでいてレースのカーテンで区切られたアルコーブみたいになってる席に案内され、私たち担当の執事の自己紹介を受ける。「お嬢様方は随分とお久しぶりでございますので、じいやの名前も忘れてしまったかもしれませんので」とか言われる。照れる。流石に実姉の前で「じいやのこと忘れたことなどありませんよ」みたいに芝居に乗っかって行くこともできず、ひたすら苦笑い。照れる。この小芝居は退出するまで続く。ガチで対応に困る。執事の年齢層は幅広くて、まさしく爺や、というお爺さんから若いイケメンまで揃っている。客層はほぼ若いお姉様方ばっかりで、お嬢様に相応しく心なしかドレスアップしている人もたくさんいた。

店内は撮影禁止なので写真はないのだけど、とにかく提供されるスイーツもごはんも美味しかった。なんちゃってコラボカフェの類は見た目優先で味が二の次になってしまってるものも多いのだが、ここの料理は見た目も美しく、スープもあったまっているしスコーンも焼きたてで、味も申し分ない、というかかなり美味しい。食事の値段が高いのは執事代で料理はあんまりかな?という事前の期待はいい意味で裏切られた。写真が撮れなくてちょっと残念だが、お嬢様は食事中にスマホを触ったりするような無作法は許されないので仕方ない。ちなみに紅茶の種類は豊富すぎて悩んでしまうが、お願いすれば知識豊富な執事がおススメを選んでくれるし、紅茶にピッタリのカップを持ってきてくれる。サービスが行き届いているし執事も話が面白くってホスピタリティが高い。1時間半は長いかな?と思っていたけど、本当にあっという間に時間が過ぎた。また行きたいよ〜〜〜〜。ポイントを貯めるといろんな特典も受けられるらしい… 誕生日のお祝いとか… 本当に通いたい…

 

執事喫茶のホームページはこれ。

https://www.butlers-cafe.jp

 

執事への愛を語っていたら長くなったので3につづく。

 

 

嫌な奴が1人も出てこないおすすめ漫画

 

 

嫌なことがあった時、現実逃避に漫画を読むことが多いです。しかしその逃避先の漫画でまで嫌な奴が出てくると余計にイライラが溜まる結果になりかねません。というわけで今回は(私基準で)嫌な奴が出てこない漫画の紹介です!全員、悪人ならぬ全員、善人。

あくまで私基準の嫌な奴なので、普通にウザい奴とか、他の人からしたら嫌な奴である場合が考えられますがご了承ください。あと、いつも通り基本的にKindleで買える漫画ばっかです!電子書籍だいすき!

 

目次

 

となりの怪物くん

月刊少女野崎くん

衛宮さんちの今日のごはん

谷川史子作品

たったひとつのことしかしらない

桜蘭高校ホスト部

 

 

となりの怪物くん

 

 

 

この前映画化してましたね!見に行きそびれてしまいましたが… 

 

隣の席の野生児ハルと、ガリ勉優等生のシズクの社会性ゼロで友達ゼロな2人が高校生活を通じて少しずつ色んな人と関わり合い、成長していく物語です。

主人公2人も周りの人たちもあんまり人間できてない(高校生だからそんなもんなんですけど)ので、お互いガンガンにすれ違ったりぶつかり合ったりするのですが、その度に許しあってお互いを理解しようと試みあっていく様子が胸打たれます。当て馬ヤマケンくんが大人気ですが私はササヤンと夏目ちゃんカップルがだいすきです!

恋愛漫画もバディものも、最初お互いに「理解不能」「こいつ嫌いだわ」とか思い合っていた2人が心を開きあって理解を深めていく様子は最高ですよねー。ササヤン以外メインの登場人物たちはみんな正直すぎたり興味がなさすぎたり不器用すぎたりして人間関係が下手くそなのですが、それでも相手のことを知りたくて突っ込んで行って、拒否られて悲しくなって落ち込んで、だんだん成長して相手と自分を理解しちょうどいい距離感を見つけていく様が素敵だな、こうありたいなと思います。

 

月刊少女野崎くん

 

 

アニメ化しましたね〜 二期待ってる。

 

男子高校生少女漫画家の野崎くんと、そのファン千代ちゃんとその周りのやかましい人たちの4コマギャグラブコメアンジャッシュのコントのように、様々な勘違いが勘違いを呼び、恋心がすれ違い、いつまでたってもくっつかない。くっつかない方が美味しいので問題はない。考えてみたらメインのカップル3組6人のうち、恋心を自覚してカップルになろうと頑張ってるの千代ちゃんだけじゃん。他の人たち恋心に気づいてすらいねぇ。10巻も出たのに。

ファンブックが非常に良くて、没になった4コマもたくさん付いてるし書き下ろしイラストいっぱいだしキャラ紹介も作者書き下ろしで頭おかしい(いい意味で)のでみんな買って読んで。裏設定とか最高だよ!

 

 

好きなのは堀ちゃん先輩。苦労人キャラ好きです。

 

 

衛宮さんちの今日のごはん

 

 

衛宮さんちの今日のごはん (1) (角川コミックス・エース)

衛宮さんちの今日のごはん (1) (角川コミックス・エース)

 

 

Fate時空でこんな優しい世界が… 聖杯戦争はどうしたんだ?とか細かいことは気にせず皆んなで仲良く夕ご飯を作って食べよう。桜と凛が仲良く買い物行ったりしてるだけでありがたいよね。

 

谷川史子作品

 

星の速さで駆けてく (りぼんマスコットコミックス クッキー)

星の速さで駆けてく (りぼんマスコットコミックス クッキー)

 

 

谷川史子作品はどれも嫌な奴が出てこないし、ちょっとだけ前向きな気持ちになれるような素敵なお話ばかりなので落ち込んでいるときにおススメです。なんか私ラブストーリーばっかおすすめしてて恥ずかしくなってきたな。ラブストーリー好きです。ていうか人と人が…手を取り合って…支え合っていくって…よくないですか………? 恥ずかしいからやめよう。

 

「星の速さで駆けてく」 は表題作で、男2人女1人の幼馴染3人組の話。女の子は幼馴染の男の子のうちの1人とカップルになるものの、もう1人の男の子の方が亡くなってしまってその喪失を受け入れられないでいる女の子のお話。読むと毎回最後の3ページで泣いちゃう。

人を亡くして、もう二度と会えなかったりしたとしても、意味のないことなんてないよなぁって思います。

表題作以外に幽霊になった女の子が10年以上も片想いしているアラサー女子に取り憑く中編も載ってて、こっちもすごく好き。

 谷川史子作品だと、「おひとりさま物語」も16ページの短編集でサクッと読めて心があったまる感じでだいすき。おひとりさま、と題名にあるだけあって切なくて寂しいお話も多いのだけれど、それでも幸せな瞬間があって頑張っていけるという。

 

たったひとつのことしかしらない

 

 

 

 

書店員本田さんの読み切り創作漫画。Kindleだと読み切り単独で買えるのすごくない?雑誌掲載の読み切りを単独で売るの初めて見た気がするんですけど、前からありました?

小3の時引っ越して行った友達と、電話だけの付き合いが続いていた中年サラリーマンのお話。ときどき向こうから電話がかかってくる以外、連絡先も仕事も何処にいるのかも知らないけれど、友達であることだけは確か、だよね?

ひとつの短編映画みたいに物語が良くまとまっていて、タイトルにつながる読後感が最高。友達に電話したくなる。

Kindleなら読み切り単体180円でかなり幸せな気持ちになれて、さらに友だちの大切さに気づいて人生がより良い方向に向かうので買って読みましょう。

 

桜蘭高校ホスト部

 

 

 

みなさんご存知ホスト部!!!!アニメも良かったよね!!!!留学してた時パリピギャルなルームメイトが何故かめっちゃホスト部好きでびっくりした。グローバルな人気。

金持ち学校に潜入した貧乏人逆ハー物って色々あると思うのだけど、その中でも話の決着のつけ方、持って行き方がすごく好き。逆ハーものはヒロインが優柔不断だったり流されやすすぎたりヒーローの間を行ったり来たりしてイライラさせられることがあるのだけれど、ハルヒは違う。最初からずっと真っ直ぐで、しかも物語を通じてどんどん成長するすごく好感の持てるヒロイン。かつ、当て馬の方々も人間的魅力に溢れてて、本当に嫌な人がいない…みんな好き… ハニー先輩とか普通の少女漫画だと腹黒設定つけられてしまうと思うんだけど、あれが素という(好きな子には意地悪だったりするところもあるんですけど)。キャラクター造形が最高。環のバカ殿も理由がある。

 

 

今回はこんな感じです。

紹介したかったのはあと、僕らはみんな河合荘とかマロニエ王国かなぁ。ラブコメばっかりだ… 私ってラブコメが好きなんだな。知らなかった。でもそもそも読書感想文1で書いてるみたいに凹んでる人が立ち上がる話が好きなので自然とラブコメに惹かれてしまうのかもしれない。

 

と思いきや、実家に帰ったらヲタクに恋は難しいが全巻揃ってた。ラブコメ好きは母の血筋。

 

罪と罰と許し

http://kawango.hatenablog.com/entry/2018/07/18/091151

 

このブログを読んで、本当にそうだなぁという気持ちと、だからと言って気持ちはついていかないよね、という2つの感想を抱きました。

 

罪を犯してしまった人間と、罪を犯していない人間を並べて、そこに何の違いがあるのか?ということをよく考えています。罪人を声高に批判する人も、もし同じ環境に生まれ育っていたとして、罪人と同じことをしなかったと確実に言えるでしょうか? わたしは言えません。わたしは「わたしがあなただったかもしれないし、あなたがわたしだったかもしれない」「人それぞれ得意不得意がある」、例えば毎日何の苦もなく朝5時に起きれるけれど排水溝の掃除が苦手なひと、掃除は得意だけど朝起きれないひとがいて、前者にとって容易なこと、意識せずできることが後者にとっては酷く難しいことがある。ということをいつも念頭に置くように心がけています。罪を犯してしまった人はたまたま不幸な境遇に生まれ育ち、たまたまカッとなりやすい性格に生まれ(犯罪者には前頭葉に異常が多いと言われていますhttps://m.huffingtonpost.jp/2015/02/05/psychopaths-brains-rest-of-us_n_6619274.html)、その人にはやむを得ない事情によって罪を犯してしまったのかもしれない。罪を犯す人とそうでない人の違いは、努力とか道徳的価値観とか、そんなものではなくて、ただ単にできる人とできない人がいて、できる人にとってはその衝動を抑えるのは非常に困難なことであった、ということなのではないのか?と考えています。ならばその罪に対する罰は、社会的規範としての範囲内でしか行うことはできず、本当の意味での罰、償い、というものを求めることこそ不可能でしょう。

 

そうだとしても、それでも、どんな背景が罪人にあったとしても、やはり被害者やその家族は罪人を心から許すことはできないと同時に思っています。罪を憎んで人を憎まず、とは言いますが、簡単にできることではありません。

例え社会的罰を受けたとしても、犯してしまった罰は一生なくなるわけではないし、許されるわけでもない。この辺の話がさんかく窓の外は夜の最新刊で取り扱われていましたね。さんかく窓の話もしたい。素敵な大人が出てくる話が好きだ。話が脱線している。

 

重たい話になってしまいましたが、みんなどうやって向き合って生きていってるんだろうか。ただやはり時間は万能薬で、許すことはなくても感情はゆっくり和らいで苦しむことは少なくなっていくのだと思います。水に流して忘れることはできなくても、憤りを抱き続けることもまた非常に難しくて、それは救いであると思います。

 

人生は

 

先日とある人生の先輩に

「どうしてそんなに失敗することを恐れてるの?もっと好きに生きたらいいんじゃないの?」

と言われてからずっとモヤモヤしている。

 

そもそもの話の流れとしては、何故私が公認会計士を目指しているのか、という話だった。

 

わたし、働き始めたら絶対に鬱病になるか身体を壊すかして休職もしくは退職すると思うんですよね。だから資格が欲しくて。資格があったら転職するのも楽じゃないですか。どの資格とるかも悩んだんですけど、公認会計士の資格を取れば税理士の資格とるのも随分と楽になるらしくて。別に会計に興味があったとかじゃないんですけど。

ていうか、就活が嫌だったっていうのもあるんですよね。怖いじゃないですか、自分が否定されること、社会から必要ないと言われること、わかってるじゃないですかそんなの。そもそも私だって働きたくないわけです。働きたくないのに企業研究しろとか、将来について考えろとか言われても困るし。働かないでお金もらえるならそれが一番いいよ。

なんの話だっけ… そうです。だから、公認会計士になりたいわけでもなんでもない。ちゃんと働いて、そのうち素敵な人と結婚して、子ども産んで… 好きに生きるってなんですか?

 

今だって既に十分好きに生きてる。わかんないけど。本当は勉強なんてやだし試験が迫ってるのに、今日の模試もサボっちゃって死にたい気持ち。本当に好きに生きていいならお金盗んでどこか遠い国に旅行に行きたいよ。そんなことしないけど。せいぜいガチャに突っ込むくらいかなぁ… でもキャラ育成も面倒だし、ほんと私って好きなことなんて何にもないのかもなぁ…

 

試験が終わったらね、友だちと旅行に行くし、卒業旅行は海外に行こうと思ってる。留学はしたけど、海外に観光で友だちと行くのは初めてだからすごく楽しみ。あとね、ずっと前から好きな声優さんが出る観劇にも行くつもりだし、富士急ハイランドも行きたいなぁ。あと海福雑貨屋さん。ずーーーっと前からオーロラを見るのが夢だし、北欧に行ってみたいと思ってたから、フィンランドアイスランドあたりに長期でひとり旅もしてみたいな。母を連れて大英博物館にも行ってロゼッタストーンとかミイラとか見てみたい。トルコとか中東のバザールに行きたい!っていう夢もあるんだけど治安が悪すぎて二の足踏んでる。この間東京に行ってお買い物するのも楽しかったな。東京の有名店のサンドイッチは友達のバイト先のサンドイッチのほうが安くて美味しい気がしたけれど。友だちとシアター貸切にして、貸切応援上映もやりたいな〜 キンブレ(?)持ってないから買わないと。応援上映のときケチって100均の光る棒持って行ったんだけど、キンブレ持ってる人がすっごい羨ましかったからやっぱり高いやつ買わなきゃね。健全な精神は健康な肉体に宿るらしいし、キックボクシングとかに通ってみよっかなーともちょっとだけ思ってるけど、元々運動が苦手な性格だし出来上がってる人間関係の中に1人で切り込んでいけるとは思えないから悩み中。でもやっぱりいざという時には戦える自分でありたいよな。嫌な上司とかに「でも私が本気出したらお前一発KOだからな」って思える自分になりたいから…とりあえず体験には行ってみる… 読書会にまた参加したいなって思ってるのは、やってみるつもり。年齢の離れた、普段の生活で関わりを持たないような人と友達になれたらいいな。NHKの教室にでも通って文化的な趣味を新しく見つけるのも楽しいかもしれない。あとはiPad買って神絵師になりたい…目標が高すぎて恥ずかしいな。

 

あとはまぁ、恥ずかしいけど、また好きな人に出会ったり恋をしたり、結婚したりして、その人といっしょに子育てしたりしてみたいな。もし結婚のご縁がなかったら、姉のこどもか友達のこどものベビーシッターをちょいちょいやりたいな〜と思ってる。

 

ほら、好きに生きるにはお金がいるでしょ。セーフティーネットでしょう。もし、わたしの大事な人が困ってたら金銭的支援でなんとかなるかもしれないし。

 

だからわたしに好きに生きなよ、って言わないで。仕事が別に好きじゃないことだし勉強もすごく苦しいけど、わたしがたくさん考えて選んだことだから。たくさん考えたって間違うことはあると思うし、人からの意見を聞き入れることだって必要だと思うよ。でも、失敗する権利も努力しない権利も好きなことを諦める権利も人には備わってるわけでしょう。

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好きに生きてる。