何がほしいのかわかってる人はどのぐらい
先日、コンビニ人間を読んで、さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポなんかに通じるところがあるのではないかな、と思ったので感想をまとめて書きたいと思います。
自分自身が欲しいと思っているものは他者が勝手に押し付けた理想であることが多くて、自分自身が本当にほしいと思っているもの、必要であるものを自覚するのはすごく難しいのではないだろうか、ということです。
たとえば、高校のときは偏差値の高い学校へ進学すること、魅力的な異性の恋人を作ること、スクールカースト上位のグループに入ること、部活で才能を発揮することが私の中では欲しいものでした。
今はSNSでキラキラリア充アピールをしてリツイートもほぼされていないのに70ふぁぼとか貰える人間になってみてえな...あとクラブに行って踊ったりナイトプールで自撮りしたり、ホームパーティで手料理を振る舞ったりしてみたい...と思いますが結構諦めがついています。まあ私のような人間が平日は学校行って気が向いたら公認会計士の勉強もしてる わたし えらい わたし えらい(ヤバTのパーティーピーポーのパリピをすべて自分の名前にして歌うのが流行りです)
恋人が居ない人は恋人欲しいんだよね?定職がない人は安定した職業に早く転職できるといいね?テストの成績早く上がるといいよね?美人になれるといいね?痩せたほうがいいんじゃない?
そんなことはない、別に今の自分で特段不満はない、けれど、周りのSNS投稿がキラキラ輝いて見える。Twitterをずっとみてるとなんだか自分が怠惰で悲しくなる。
わたしもニートで今より太ってたときは人に会いたくなかった...でも人に会いたくないっていうのは他者からの評価が怖いってことで、自分の価値基準で物事を考えられているわけではない。
自尊心と自己評価にも繋がるお話だと思うのですが、永田カビさんは「一人交換日記」で自分自身の価値基準のことを「自分のものさし」と表現していました。
自分のものさし(自己肯定感)があれば自分の成長を自分で評価することで、他人と比較することが無くなり、いちいち嫉妬したり不安になったりせず、自己肯定感をさらに高めることができる、と永田カビさんは述べています。
ほしいね!!!!自分のものさし!!!!!!!!
私が思うに、自分のものさしを得るためには「自分が本当はどうしたいのか」「どうありたいのか」をちゃんと理解している事が必要で、この理解が無いと、メモリが間違ってしまったり、どんなに努力しても自己肯定感を高めることにはならないのではないでしょうか。自分が何に価値基準を定める人間なのか、をしっかり意識することが自己肯定感を得る最初の一歩なのだと思います。
できれば手の届く範囲でなりたい自分を詳細にイメージできるようになること、何をすることが自分にとってもっとも重要なのか考えていきたいですね。おやすみなさい。