わんわん泣いた
久しぶりに家に帰ってきた瞬間に小さい子みたいに大きな声を上げてわんわん泣いた。今日あった出来事が辛かったというより、色々が積み重なって許容値を超えてしまったのだと思う。
怒られている場面を同期に見られちゃったのはすごく恥ずかしくて嫌だったけど、同期が慰めてくれたので涙が止まらなくなってしまった。今まで就職してからそんなに泣いていないのだけど、優しくされると涙が溢れてしまう。わたしは大体いつもそうで、1人だと泣かないが誰かに話を聞いてもらうと涙がでてしまう。これはなんなのかなぁ。ひとりだと辛いことを辛いとなかなか認識できない。特に怒られたりする時はわたしも悪いのでなかなか辛いと思えないのだ。そんな権利がないように思える。
前ほんとうに辛かった時もそうで、1人でぼーっとしてると普段と変わらないように自分では思えるのだが、人になにが辛かったのか説明しようとすると言葉にならず、先に涙が出る。
先々週から人手不足によりおおよそ新人には似つかわしくない仕事を仰せつかっていて、それに対して悪戦苦闘していた。先輩や上司は厳しい人たちで、なんというか口が悪く、なかなか質問もしづらかった。しかし仕事は不備があってはならないから、そのプレッシャーがすごくて昨日ひと段落した頃には酷く疲れてしまっていた。だから今日は早く帰りたくて、定時とともに出ようとしたところ、片付ける前に上司に聞くべきだと怒られてしまった(それはそう)。
自分でも悪かったと思っているのだけど、やはり言い方とかもあるんじゃないかなぁ。あとみんなの前であんな風に声を上げなくてもいいじゃないか。これを書いていて泣けてくる。
ゴールデンボンバーのやさしくしてね、とどんまいを聴いて寝る。この世にも会社にもこれっぽっちも未練なんか無い。
天気の子はオトナ帝国の逆襲
天気の子を遅ればせながら見てきた。土曜の昼過ぎとはいえ客席はほぼ満員で本当に新海誠はブレイクしたんだなあと実感する。君の名は。はすごく楽しみにしていた割に映画を観る前に小説を読んだら全く好きじゃない感じだったので結局映画館では見なかった。だから、8年くらい新海誠のファンをやっている割に初めて映画館で彼の作品をみた。
結果、めちゃくちゃよかった。いやー、やっぱ新海誠大好き。
映像がものすごく丁寧で美しく、それでいてリアリティがあるというだけで映画として素晴らしくなってしまうのだと思う。幾原邦彦もさらざんまいや輪るピングドラムで現実の景色の上に物語を載せていたけれど、彼も新海誠も物語を観客に自分ごととして引き受けてもらうために現実の風景を使っているのだろう。いつも見ている風景がこれでもかこれでもかとでてきて、前半はその全てが雨である。暗い画面が続き、そこを日菜が突然晴れにする。我々はまるで”世界に色がついたように”明るくなる世界を観る。晴れにするという能力は一見地味だけれども、圧倒的に丁寧に描かれた背景のもとではすごい力であるということを無理やり納得させられてしまう。
この映画では暗い場所と明るい場所が常に対比されていて、切ないほどの気持ちになる。雨の中、びしょ濡れになった時の心細さ、雨宿りしたときのホッとする気持ち、お風呂に入ると芯から温まって心までほぐれるようなあの気持ち。雨の合間を縫って青空が見えた時の清々しくたまらなく嬉しいあの気持ち。雨の中と、明るく安全な室内。最初の帆高が須賀に助けられるシーンでも、暗い中にいた帆高が引き上げられた瞬間明かりの中に照らされる。安全な場所と、そうではない場所。
また言うまでもなく帆高と須賀も対になるキャラクターとして配置されている。大人と子供。失ってしまった、犠牲を受け入れることのできる人間と、まだ失うことを受け入れられない人間。社会に従い優先順位を変えられない男と、何もかも失ってでももう一度会いたいひとがいる男の子。クライマックス直前、穂高は須賀に銃を突きつけ、空を撃つ。このシーンで私はどうしてもクレヨンしんちゃんの「オトナ帝国の逆襲」のクライマックスを連想してしまったのだけれど、同じような人は他にどのくらいいるのだろうか?迫ってくるオトナたち、逃げようとする子供。子供は未来を諦められない。須賀は結局帆高の味方を衝動的にしてしまったけれど(結局彼は帆高を自分のように思っていたからこそ大事にしたくて大事にできなかったのだろう)、そのあとも後日談的に語られているように大人として責任をとって、少しづつ信頼を回復するために仕事に打ち込んだのだろう。夏美ちゃんがどうなったのかだけすごくきになる...
ラストシーンについて。天気の子では帆高は人柱に対して知らんぷりしている普通の世界を見捨てて、異常であっても日菜がいる世界に選び取る。「世界はもともと異常、自分のせいだと思うのはおこがましい」と須賀に指摘されるものの、帆高は世界を変えてしまったのが自分であることをはっきりと認識する。この映画がセカイ系と呼ばれる所以であると思う。自分の選択に責任を持つというか、逃げず向き合う姿勢を示したことは何故なのだろうか。私は正直ラストシーン直前まで、最近の集中豪雨や異常気象について、それが当たり前のものとして受け入れていく話(むしろ受け入れる以外に選択肢はない)という話になるのかと思いきや、最後の最後で「これは僕が選んだ世界、彼女とこの世界を選んだんだ」とモノローグが入っていてそうくるか、と驚いた。須賀が述べているように「日菜が戻ってきたことと、異常気象の相関はわかりません、もともと世界は異常だから」でまとめてしまうことだってできたはずである。実際に何度も「観測史上最悪とかいうけど観測してるのはせいぜい100年」「東京はもともと海の底だった」「天の狭間で間借りしているだけ」と抗えないものの象徴として天気は何度も大人たちによって触れられている。警察だってその抗えない“大人的な社会”の象徴的扱いを受けている。帆高は最初晴れを同じように願っていたが、やっと手に入れた夏の青空、普通の社会と普通の未来それら全部を否定して、自分の選択に向き合った。日菜は、力を失って晴れ女ではなくなってしまったけれど、それでも自分のために祈り続けている。これは世界と向き合えというメッセージなのではないだろうか?私は新海誠の作品に共通しているテーマは、「世界の美しさ」だと思っているのだけれど(雪の降る東京は悲惨なシーンでもあるのにその美しさにどうしても魅了されてしまった)、今回は世界と戦え、諦めるなというメッセージが込められているではないだろうか。
今回の作品は凪くんのかわいさとかかっこよさとか須賀さんの男らしくなさとか感情移入のしやすさ、夏美ちゃんのお姉さん感と日菜の無理やり作ったお姉さんのフリとかキャラクターそれぞれに魅力が溢れていて大好きだった。
もう一度くらい映画を観に行きたいな。
一番好きな漫画
一番好きな漫画は?
と、この前飲み会で上司に聞かれ、とっさに答えられずその場は「今はダンジョン飯ですかね〜〜」とごまかした。
一番好きな漫画、ぱっと思いついたのは「トーチソングエコロジー」だけど多分その場にいた誰も知らないだろうしな…
一番好きな小説は十二国記。一番好きなアニメは輪るピングドラム。この2つにわたしの人生は変えられちゃったと思う。アルバムならアヴリルラヴィーンのLet it goだが… このアルバムにも人生変えられた。恐らくここまで英語好きにはならなかった。そう思うとサブカルというか、エンタメでも人生ってコロッと変わるから思春期は怖い。
一番好きな漫画は………?
漫画を読みすぎてわからなくなってしまったのか、人生を変えられるほどの漫画にまだ出会ってないのか、オールタイムベストを決められずにいる。
好きな漫画は山ほどある。愛を捧げられる漫画はそうない。
とりあえず思いつくところをあげておく。
トーチソングエコロジー
https://www.amazon.co.jp/トーチソング・エコロジー-1-バーズコミックス-スピカコレクション-いくえみ/dp/4344825136/ref=pd_aw_sim_2/357-5894812-5586666?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4344825136&pd_rd_r=05223c19-7ee9-11e9-b90d-c5ab1009ccec&pd_rd_w=w4v7p&pd_rd_wg=kTEj8&pf_rd_p=616d93c3-5b4e-4c94-9acd-302cf03ce1a6&pf_rd_r=V7B3X44648EFQKT42XHZ&psc=1&refRID=V7B3X44648EFQKT42XHZ
死んだ高校時代の親友が幽霊になって舞い戻る漫画。
三月のライオン
https://www.amazon.co.jp/3月のライオン-13-ヤングアニマルコミックス-羽海野チカ-ebook/dp/B0753WX74J/ref=mp_s_a_1_4?_encoding=UTF8&imageClass=hi-res&keywords=かしましめし&phoneCarrier=wifi&phoneType=iPhone&qid=1558787469&rd=1&s=digital-text&sr=1-4&view=Touch9
特にこの13巻で二階堂君が闘うシーンが一番好き。どうせダメだとか、世の中には諦める理由に事欠かないけれども、そんなの全部打ちのめすことができる瞬間があるのかもしれない。
あとその後の「強くなるために弱いとこを探して一個ずつ修正していくだけの 頭がヘンになりそうな作業を正気でコツコツ繰り返すだけの単純な話なんだ」っていうとこは受験期よく唱えてた。
あとはヤマシタトモコのHER
https://www.amazon.co.jp/HER-FEEL-COMICS-ヤマシタトモコ-ebook/dp/B00AQRYTYK/ref=mp_s_a_1_1?_encoding=UTF8&imageClass=hi-res&keywords=her+ヤマシタトモコ&phoneCarrier=wifi&phoneType=iPhone&qid=1558788378&rd=1&s=gateway&sprefix=her+やました&sr=8-1&view=Touch9
人の中のぐちゃぐちゃになった腐った感情も、偏見や差別も他人からの無遠慮なお節介も、本当にマジで死んでくれと思う日を肯定してくれる漫画。(だと思ってる。)
あとは何だろう… 考えておきます…
考えなきゃ思いつかない時点で好きな漫画じゃない気がする…
バルセロナ旅行記
大学の卒業旅行にバルセロナに行った。
目的は長年の夢だったサグラダファミリアを訪問することで、ついでにガウディのほかの建築物も見て回った。そういやこのブログのIDがガウディじゃんね。
スペインに着いたのは夜の7時で、次の日の朝一でサグラダファミリアに向かった。タクシーを呼んで(事前にタクシー配車アプリをインストールしておくと便利)、サグラダファミリアまで連れて行ってもらった。
街中をタクシーで移動するだけで無闇にテンションが上がってしまう。バルセロナは特徴的な建物が多くて歩き回るだけで楽しい。あと旅行中ずっと晴れていたのも幸運だった。
サグラダファミリアが見えるところまで来ると、運転手のおじさんがアレだよ、と教えてくれたのだが気持ちが昂りすぎてわあわあ叫んでしまいおじさんと連れの友人に笑われた。
朝イチのサグラダファミリアはまだ人も少なく、ステンドグラスから差した朝日が鮮やかに輝いていて美しかった。朝一は9:00入場で、早めにチケットを予約しておく必要があるが10時にもなるとツアー客だらけで非常に混雑するので断然朝イチをお勧めする。
サグラダファミリアに隣接した公園も、人々が犬を散歩させたりしていて素敵だった。
昼からはグエル公園に。ここもタクシーで向かう。中の入場無料ゾーンには露店が並んでいたり、子どもが遊具で遊んでいたり、ステージで演奏が行われていたり銅像のパフォーマンスをしている人(本物の銅像かと思った)などがいて賑わっている。
有料ゾーンに入ると見晴らしもよく、見たことある風景になってガウディっぽいトカゲ君と写真が撮れる笑
かわいい笑。
公園から外に出ると坂道に土産物屋が並んでいて、観光地というのはどこも変わらないらしい。
駅までの道を歩いていたら、なかなか変わったTシャツ屋があってそこで家族への土産を買った。
gaudizilla!とゴジラがサグラダファミリアに捕まってるTシャツはここでしか買えないと思うし、他にもかわいいTシャツがたくさんある。
てくてく歩いてシークレッツネルという雑貨屋兼レストランへ。ここで食べたオムレツがスペインで食べたものの中で一番美味しかった!
道端には露店が出てたりする。
街を散策して店を眺めるだけで楽しい。パンは甘い系、あとクロワッサンが多い。
また夜ごはんはアルカーノという雰囲気の良いレストランでディナー。結構奥まったところにあるので道が暗くて怖かった笑
2日目はブケリア市場で朝ごはんからのカタルーニャ音楽堂、チリンギートエクスリバでパエリア、百貨店をチラ見してからカサバトリョへ!
とにかくいろんな店が市場にぎっしり。朝イチだったので人も少なかったが有名観光地なので昼前にはすごい人で歩くのも困難だった。あとスリが多いらしくバッグ全開で歩いていたらおじさんに注意された。
チーズと生ハムとクラッカー。8ユーロくらい。
海鮮盛り合わせ!
結構なんでも売っててすごく楽しかった!
カタルーニャ音楽堂はガイドツアーに参加したらちょうど日本人ツアー客と同じ回で、参加者の9割が日本人だった笑
有名なステンドグラス。
光が差して美しい。
中にはカフェがあって雰囲気が良い。しかし値段は高いし味は普通。笑
そして昼ごはん。街から離れた海沿いの店。
東京にも支店があるらしいね!笑
魚のすり身を揚げたもの。ふわふわで美味しい。
イカスミパスタ!一人前でこれ。
スイーツはこの中から選べる!ほかの席でもトレーが運ばれてくると歓声が上がっていて面白かった。
チョコレートケーキを選択。アイスをトッピングして持ってきてくれる。
そしてカサバトリョへ。
思いっきり工事中でテンションが下がる…
しかし工事してない場所もあるのでテンションが持ち直す。
特別な場所に入れるチケットを購入するとこのような部屋に入れる。更に1人5ユーロでコスプレ写真を撮らせてもらえる(恥ずかしいからここにはあげないけど笑)
カサバトリョの周りは中心地なので、FCバルセロナの店とかザラとか色々ある。中でも気に入ったのはアンソロポロジーというお店。
外観がまずかわいい。(帰国してからアメリカの企業だと知った笑)
こういうのが売ってる(画像は公式オンラインストアより)。かわいい… 通販したくなる… 海外通販ってやっぱやばいですか…??
あとこのお店の紙袋を持ってたら空港のレジのお姉さんに、お店の場所聞かれた!笑
もっとちゃんと英語で説明できるように英語の勉強しなきゃなと思います…
夜は近所のスーパーに。
生ハムが棒で売ってる!
100ユーロとかだった。一瞬買おうかと思ったよ… 飛行機持ち込めないから諦めたけどね…
3日目はカサミラからの昼ごはんをテラス席、というか道の真ん中で食べてカカオサンパカでチュロス、そして空港に向かった。
ホテルの朝ごはん
ビュッフェ形式。パンにチーズとハムを挟んで食べる。スパニッシュオムレツがおいしい。
街がかわいいよね〜〜
テラス席で生ハムのサンドイッチを食べる。ゲリラ的に(?)演奏隊が横まで来てステキな音楽を演奏してくれた。
カカオサンパカでホットチョコレートにチュロス! お土産も買った。
ロカンボレスクもいく。
rocambolesc.com
ここも日本人がたくさん。
アイスをインスタ映えする感じで作ってくれるお店。
しかし私はインスタ映えしないアイスのまんじゅうを頼んでしまう… 美味しかった…
そしてカタルーニャ広場からエアロバスという空港まで直行で行くバスに乗って空港へ。
バルセロナ空港は荷物検査のあと、そのまま出国手続きすると買い物できないから注意してね!!!!!!!!!!!!
(出国手続きのあと買い物ができなくて泣いた)
荷物検査したら、左に進んでお買い物を楽しむんだ… 私と約束してね…
というわけでめちゃくちゃ楽しかったバルセロナ4日間だった。一緒に来てくれた友達には旅の手配からステキなお店を探してくれたり、道案内してくれたり、私がホテルで先に寝ても許してくれたりして本当に感謝しています。またバルセロナ行きたい〜〜。でも次はフィンランドとかノルウエーでもいいかもな。とにかく社会人になってしまったけれど、お金を稼いでまた海外旅行したい。バルセロナ最高!
新生活はストレスだが
桜が咲くよりも早く新生活が始まった。周りは知らない上司ばかりに囲まれ、同期すら3分の2はかなり年上で日々あっぷあっぷしている。新しく覚えなくてはならない事は山積みで、知らない人たちと空気を読みながらご飯を食べるのは緊張する。しかし気を回してくれる人たちもたくさんいて、それはとってもありがたい事だとしみじみ思う。若い女で損していると感じる事は多いが、気を遣っていただいていることも数えきれない。悪意は見えやすく、善意は気付きにくいものだから。
しかしながら、同じような新生活(しかも寮生活で迂闊に実家にも帰れず、友達にも会えない)を送っていた留学時の私はめちゃくちゃえらいと思う。日本語でだって先輩とコミュニケーションをとる事は難しいし恥ずかしいし失敗も多くて二の足を踏むのに、それが英語だったら尚更だ。あの頃の私はもっと自分が積極的に動けたらいいのに、と思っていたが、高校生で1人留学するだけでだいぶ積極的だし頑張っていたと思う。いまの私にはできない。若さって恐ろしいものだ。
そんな感じで日々を過ごしている。5月の末には落ち着くだろうか… 新生活にも慣れて早く日々を余裕持って過ごせるようになりたい。
スピッツが好き
世の中であんまり同士にあったことがないのだが(たくさんいるはずなのに)、スピッツが好き。
10代の時繰り返し繰り返し聴いたから身体に馴染んでしまっていて、刷り込みのようにスピッツが最高だと思っているのかもしれないが、それで何も問題はない。スピッツは最高だから。
スピッツは歌詞のセンスが良すぎて大変だ。殆どの曲のどこを切り取っても抽象的で不思議な詩が綴られている。その意図したところなんて解らないのだが、解らないなりにこれではないのかな?という感覚を定期的に感じる。だから何度聞いてもスピッツの曲は新鮮で私の中で永遠だ。
スピッツのどこが好きか説明するのは難しい。全てが好きだけど、もちろんお気に入りの曲もそうじゃない曲もある。わたしは魔女旅に出るなんかが好きで、名前をつけてやるのアルバムが1番お気に入りなのだけど、以前将棋の藤井四段(もう七段とかだったりするのかな?)もスピッツのファンで、魔女旅に出るが好きとインタビューで答えていて嬉しくなった。
ほかのアーティストに浮気することもめちゃくちゃあるのだけど、結局いつもスピッツを聴く。落ち着けるというか、スピッツは私にとってフラットに戻れるホームみたいになっているのだろう。10年後もスピッツが好き。永遠なれ。
ひっこし
引越し!
留学するとき、大学に出るとき、就職で3回目の引越し(留学から帰って来るのもカウントしたら4回目)だ〜〜
数えてみたら多かった。
しかしながら大学に出るときは大学のそばで適当に1件目に見た物件に決めたので(この部屋のことはかなり気に入ってる)、あちこち見て回りながらどこに住むか考えるということは初めての経験で結構面白かった。作家の人など(角田光代とか漫画家の谷川史子とか)は引越し好きの人も多くて、私はそれを訝しがっていたのだけれど、確かにこれは一種の趣味というか楽しみになりうるものだとわかった。おうち探しは楽しい。どこに住むのか、どんな生活を送るのか。クローゼットが広いお家、スーパーが近いお家、横が公園のお家、駅近のお家。それぞれの良さがあり、それぞれの欠点がある。もちろんお金で解決できることもあるのだけれど、そもそも空いてない部屋も多く選択肢は必然的に絞られてくる。そして住んでみないことにはわからないことだってある(管理会社の対応とか、横の住民がどんな人かとか)。一種のギャンブルめいたところも楽しさの理由なのだろう。お家ガチャ。自分がどんな生活を送りたいのかが鮮明になって優先順位が明確になっていくのは知らない自己の開拓のようで興味深い。ちなみに私は静かで綺麗なお風呂のおうちで土日はしっかり自炊できるようなスーパーの近いところが好き。近くに美味しいお惣菜屋さん、あと安くて美味しいレストランもあると尚素晴らしい。陽当たりや広さは二の次だった。
今回きめたお家はかなり条件的に素晴らしく、値段も手頃、駅からはちょっと遠くてスーパーは近い。大学に入るときは「どうせ4年しか住まないからな…」とか考えていたが、今回の家はとっても気に入っているので長々と住みたい。次に引っ越すときは家を買うくらいの勢いが欲しい。家を建てるのも楽しいのだろうな… 結婚しなかったら家を建てて猫と暮らしたい。
とは言え引越しは来月で(来月!)まだ荷作りも全然進んでいないので(そして卒論も進んでいないので)、やることはたくさんある。かなりしんどいけれども、新しいことに対するワクワクした気持ちを抱えて新生活が素敵なものになるよう祈るばかりだ。