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読書・アニメ・映画・ドラマの感想、あと考えごと

あんまり頑張らないで、でもへこたれないで

先月末、長く苦しまされた3日間の地獄(試験)が終了して、晴れて自由の身を勝ち取った。記述式試験だから自己採点はほぼほぼ無意味と割り切り、試験が終わってからは一切テキストを見てもいない。平和かつ退屈な日々である。

 

試験が終わったその足で買いに行ったゼルダもちょっとずつ進めていて、すごく楽しい。毎日がバラ色とまでは言えないけれど、試験前のあの焦燥感が消えただけで夜はよく眠れるし、友達と遊ぶ予定はたくさん詰まってるし、幸福だと感じることは多い。勉強しなきゃとか、本当はこんなことしている場合じゃないのにだとか考えなくてすむだけでだいぶ心が軽いものだなあと思う。試験は人間の健康に悪い。

 

研究室はあんまり行ってなくて(よくない)、代わりと言ってはなんだが婚活と就活をちまちまやっている。結婚は今できなくてもいいかなと思っているし、試験に落ちていたら就職もなにもないので、どちらにもあんまり身が入っておらず、でも逆にそれが気楽でちょうどいいような気もしている。

婚活はアプリを始めたら色んなひとからぶわーっと連絡が来て、でもそのうち私の条件を満たす人はごく僅かだったうえ(人が少ないアプリを使っているのだ)、なんとなくメールの感じが苦手だとかそういうことでお断りさせていただいたりしているので、今やりとりしているひとは2人しかいない。あんまりここでどの人のどこがどうだとかいうのはその人達に悪いと思うので述べないが、ふたりともすごく良い方で、私以外にもきっとやり取りしている女性はいるだろうし私もいつお断りされるかわかったもんじゃないよな、と思う。婚活での出会いはすごく即物的というか刹那的というか、とにかくお断りされてしまえば二度と出会うことはない関係なので、なんだか寂しいような気もする。でもその割り切った関係こそが数をこなしていくにはちょうどよいのだろう。あしたも婚活の方と出かけるのだが、ちょっと楽しみにしている自分もいる。この縁が繋がればもちろんとても嬉しいし、つながらなくても、明日一日だけでもお互い楽しい時間を過ごせたらいいと思うし、相手のことも知りたいし私のこともわかってほしいと思う。とりあえず、そう思うくらいにはわたしは彼のことを素敵で信頼に足るひとだと感じている。

 

結婚についてはまだ自分自身の問題として捉えられていなくて、本当に結婚することを怖いと捉えているフシもあるのだけど、就職に比べたら全然こわくないのではと思う。

 

そう、就職だ。就活である。

就活もとにかく人に会わなくてはならないという点では婚活とさして変わりはなく、お互いに値踏みが行われるという点では婚活より苛烈な戦いである。しかもここには情報の非対称性があって、社員さんのおっしゃることの何割が信用に足ることなのか、会社で働いたことのない私には皆目検討もつかない。本当に就活は嫌だ。早く終わって欲しいのに、企業からは説明会だの女子会だの模擬監査だのにこないかという勧誘のメールが来る。行きたくなくて体調を崩しそうなほどに、不愉快かつ不快でたまらない。とにかく今は売り手市場であるとのことでそれだけが救いであると思うし、正規ルート(?)で普通に100社とかエントリーしているひとはどんな生活を送っているんだ???と思う。私なんか3社しか見てないのにもかかわらず、こんなに忙しく疲弊している。就活は人のやるものではない。ESもまだ書いてない。つらい.......

 

悲しい気持ちになってきてしまった。

行きたくないという気持ちを押しこらえて私は模擬監査と懇親会の予約メールを出さなくてはならない。泣けてくる。受かってるかもわからないのに。

 

とりあえず人生を頑張ろうと思う。ここがきっと人生の頑張りどころの一つではあるのだろう。就活と婚活と友達との遊びに挟まれて研究生活がやや蔑ろになっているが、これもできる限り改善させたいとは思っている... 

 

今日樹木希林さんが「あんまりがんばらないで、でもへこたれないで」と言っているのを見て、本当にそのとおりだなと思った。人生の座右の銘にしたいぐらいだ。 物事を面白く受け取って、愉快に生きて。あんまりがんばらないで、へこたれないで。